赤いゴーカートよりROCKMUSICのが良作だと思っている俺は少数派 |
TRICERATOPS「THE 7TH VOYAGE OF TRICERATOPS」
前作「LICKS&ROCKS」の出来がかなり良く、その後出されるシングル曲もいい感じの安定生産で、「このバンドの新作はハズれるはずがないわ」と期待と安心を両方抱いて手に取る。
そして感想が「これで歌詞がワンランク上なら・・・勿体ねぇ」
元々歌詞はSURFACE椎名の劣化版だなぁ、とは思っていたんだが、曲の良さを殺してしまっていると言ってもいいすぎじゃないぐらいの出来とは。歌詞の乗せ方下手すぎだよー。
例えばTHE CAPTAINのとこの「架空の船長をやっつけろ」の部分。曲の同じ部分の前に出てくる歌詞は「隠れてんだろう」
「同じメロディに2倍も文字突っ込むなよ、かなり無理があるよ」とグゥたれた後勿体ねぇ勿体ねぇと思ってしまう。
「Now I'm Here」みたいな物語系歌詞はバンプ藤原に任しとけよ・・・とか歌詞にばっか文句がいっちゃう。
歌詞と歌も楽器の一部なんだから、もっと曲に合わせて言葉を選んでほしい。
同じ位の位置のバンド・Thepillowsは、山中さわおの音感を重視した「歌のための歌詞」が曲をさらに生き生きしたものしている。トライセラにとってそれがジグソーパズルの最後の1ピースなんだよー、そこさえあれば完璧なのに・・・。
そんなこと言いつつもTHE CAPTAINのイントロマジカッコイイ!とか思いつつ繰り返し聞いている俺。やはりこのバンド露出やプッシュする時期がちょっとはや過ぎた。そこもまた勿体ねぇよなぁ。